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平屋のハウスメーカーをランキングで見る|順位より先に見る3つの軸

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ノブです。築20年台の戸建てに住んでいます。

終の住処をどうするか、2年かけて調べました。その途中でいちばん多く開いたページが、ハウスメーカーの順位表でした。

数字の話を少しだけします。住宅金融支援機構の2025年度フラット35利用者調査では、注文住宅の平均所要資金が4,262万円、土地付注文住宅が5,313万円でした。前年度より上がっています。

建設物価調査会が出している建築費指数でも、2026年3月時点の木造住宅は前年同月比でプラス5.9%でした。建てる金額そのものが動いている時期です。

金額が動くと、順位表の中身も動きます。去年見た表と今年の表で、並びが違っていることがあります。そこに気づかないまま上位の3社だけを回ると、判断の材料が偏ります。

この記事は、順位表をどう読めばいいかという話です。どこが1位かではなく、その表が何を数えたものなのかを見る方法を書いています。

僕が最初に開いたランキングは、着工棟数の順でした。1位から3位までを書き出して、その3社に資料を頼みました。届いた提案は3つとも2階建てが中心でした。

あとで気づいたんですが、その表は平屋だけを数えたものではありませんでした。全国の全戸建てを合計した順位です。平屋を探している僕には、そもそも合っていなかったんですよね。

この記事のポイント
  • 順位表は「何を数えたか」で並びが変わる
  • 全国の合計は、自分の県で建てられるかを保証しない
  • 木造か鉄骨かで、取れる間取りの形が変わる
  • 展示場でアンケートを書く前に、条件を紙にしておく
  • 順位より、自分の条件で作られた提案書のほうが情報が多い

まず、順位表がどうやって作られているかを分解します。

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平屋のハウスメーカーをランキングで見るときの前提

この章のポイント
  • 順位表は集計の元になった数字が違うと並びも変わる
  • 全国合計の表は自分の県の事情までは映していない
  • 1階建てに絞った集計はそもそも公開されていない
  • 上位を全部回るより条件で3社に絞るほうが早い

順位表そのものが役に立たないという話ではありません。手がかりとしては十分に使えます。ただ、何の順位なのかを知らずに使うと、方向がずれます。

僕は最初、1位の会社に頼めば安心だと思っていました。展示場で図面を見せてもらって、いい家だなと思いました。ただ、その商品は2階建て前提の設計で、1階だけで同じ広さを取ると土地が足りませんでした。

順位そのものが間違っていたわけではありません。僕が読む位置を間違えていただけです。この章では、その読む位置の話をします。

順位表は「何を数えたか」で姿が変わる

ハウスメーカーの順位表には、いくつかの作り方があります。

いちばん多いのが、売上高で並べたものです。次に多いのが着工棟数。あとは知名度調査や、利用者アンケートの満足度で並べたものもあります。

売上高で並べると、分譲やマンション、海外事業まで含んだ数字になることがあります。戸建ての受注だけを取り出した数字ではありません。

つまり、同じ会社でも表によって位置が変わります。3位のところもあれば、7位になっていることもある。それは矛盾ではなく、数えたものが違うだけなんですよね。

僕は最初、複数の順位表を並べて混乱しました。どれが正しいのか分からなかったからです。

正しい順位表というものは、たぶん存在しません。あるのは、それぞれの物差しで測った結果だけです。

だから見るべきは順位ではなく、表の下や上に小さく書いてある注記のほうです。何年の数字か、何を対象にしたのか。そこに書いてあります。

注記が書かれていない表は、そこで読むのをやめて大丈夫です。判断の材料になりません。

多くの表は全国の合計でできている

もうひとつ、見落としやすいのが範囲です。

公開されている数字のほとんどは、全国の合計です。北海道から沖縄までを足した結果が並んでいます。

ところが、家を建てるのは自分の土地の上です。全国で1位の会社が、自分の県に支店を持っていないことがあります。

持っていても、その県では年に数棟という規模のことがあります。棟数が少ないと、地元の職人さんとの連携もその分だけ薄くなります。

全国の順位は、自分の県での実力を保証してくれません。

これは会社の良し悪しの話ではなく、単に距離と体制の話です。

僕が最終的に見たのは、全国の順位ではなく、その県での施工棟数でした。営業の方に聞けば、たいてい教えてくれます。

数字を出してもらえない場合は、直近の完成見学会の開催地を聞くのでもいいです。近い場所で建てているかどうかが分かります。

1階建てに絞った順位は、そもそも公開されていない

ここがいちばん大事なところです。

平屋だけを取り出した着工棟数の順位表は、公的な統計としては公開されていません。国土交通省の建築着工統計にも、階数別の会社別集計はありません。

つまり、ネット上にある平屋の順位表は、各社の公表値や独自のアンケートを元に、作った人が並べ替えたものです。

それが悪いという話ではありません。ただ、根拠の強さは公的統計とは別物になります。

僕は住宅生産団体連合会のような業界団体の資料も見ましたが、そこにも会社別の平屋の順位はありませんでした。

住宅生産団体連合会が公開しているのは、業界全体の受注動向や住宅性能に関する調査です。会社の優劣を並べたものではありません。

だから、平屋の順位表を見つけたときは、誰がどうやって作ったのかを確かめてから使うほうがいいです。

作り手が明記されている表は、それだけで信用度が上がります。

上位を全部回るより、条件で3社に絞る

順位表の使い道は、候補を集めることです。絞ることではありません。

上位10社を全部回ろうとすると、土日が3か月分なくなります。僕は実際に7社回って、後半は記憶が混ざりました。

先に条件を紙に書いて、そこに合う会社だけを残すほうが早いです。条件というのは、予算の上限、土地の広さ、必要な部屋数、住みたい地域の4つです。

この4つを書いておくと、順位表の上から順に照らし合わせるだけで、候補はすぐ3社くらいに減ります。

減らしてから会うと、話の中身が具体的になります。

僕の場合、予算の上限を決めた時点で上位2社が外れました。その2社は良い会社でしたが、僕の枠には入りませんでした。

これは相性の話であって、順位の話ではありません。

3社まで絞れば、同じ条件で提案を頼めます。並べて比べられる状態が作れます。

順位が入れ替わる理由は、集計のもとになった数字にある

この章のポイント
  • 売上高と棟数では上位に来る顔ぶれが入れ替わる
  • 満足度調査は回答者の属性で結果が動きやすい
  • 連結決算には住宅以外の事業も混ざっている
  • 更新日が古い表は今の価格帯を映していない
  • 3つ以上の表を並べると共通して残る名前が見える

順位表を3つ並べてみると、上位の顔ぶれが少しずつ違います。最初はどれかが間違っていると思いました。

ある夜、3つの表をプリントして机に並べたことがあります。1位が3つとも違っていて、正直あきれました。ただ、よく見ると3つの表すべてに名前が載っている会社が4社ありました。

その4社が、僕にとっての実質的な候補になりました。順位ではなく、重なりを見たわけです。この章では、その重なりの見つけ方を書きます。

売上高で並べると、住宅以外の事業も入ってくる

大手のハウスメーカーは、戸建てだけを作っている会社ではありません。

賃貸住宅、分譲マンション、商業施設、海外事業。連結の売上高には、それが全部入ります。

だから売上高の順位は、企業としての規模の順位です。戸建ての実力の順位ではありません。

実際、賃貸事業の比率が高い会社は、売上高の表では上位に来ます。ところが戸建ての棟数だけで見ると、順位が下がることがあります。

売上高の順位は、企業規模の順位として読むのが正確です。

企業規模が大きいこと自体には意味があります。倒産の心配が小さくなりますし、保証も続きやすくなります。

ただ、自分の家の設計がうまいかどうかとは、直接つながりません。

そこを分けて考えると、表の見え方が変わります。

実際、有価証券報告書を開くと、セグメント別の売上が載っています。戸建て請負が全体の何割かは、そこで確かめられます。

読むのは少し骨が折れますが、上場している会社ならどこも公開しています。

僕は3社ぶんだけ開いて、戸建ての比率をメモしました。数字を見たあとは、売上高の順位を別の目で読めるようになりました。

棟数の順位は、価格帯の低い会社が上に来やすい

着工棟数で並べると、また別の並びになります。

棟数は、1棟あたりの単価が低い会社ほど伸びやすい数字です。同じ売上でも、単価が半分なら棟数は倍になります。

だから棟数の順位で上位に来るのは、価格を抑えた商品を持っている会社が多くなります。

これも良し悪しではありません。予算が決まっている人にとっては、むしろ探しやすい表になります。

逆に、性能や仕様にお金をかけたい人が棟数の表だけを見ると、候補が偏ります。

僕は最初、棟数の表しか見ていませんでした。だから提案が全部似た価格帯で揃ってしまい、幅が分かりませんでした。

幅を知りたいなら、価格帯の違う表を2つ以上見るほうがいいです。

上と下の両方を見て、その間に自分がいると分かれば、話が早くなります。

棟数が多い会社には、もうひとつ良さがあります。同じ仕様を繰り返し作っているぶん、現場の手順が固まっていることです。

手順が固まっていると、工期が読みやすくなります。仮住まいの家賃を計算するときに、この読みやすさが効きます。

逆に、棟数が少なくても1棟ずつ丁寧に設計する会社もあります。そこは規模とは別の話です。

満足度調査は、回答した人の顔ぶれで動く

満足度で並べた表もよく見かけます。

これは実際に建てた人へのアンケートが元になっています。数字としては貴重です。

ただ、回答した人が何人いたか、どの年に建てた人かで、結果はかなり動きます。

回答者が50人の調査と5,000人の調査では、意味が違います。少ない調査は、たまたま満足度の高い人が多く答えただけということが起こります。

母数の記載がない満足度ランキングは、参考程度にとどめておくのが安全です。

それと、建てた直後のアンケートと、10年住んだあとのアンケートでは答えが変わります。

僕が知りたかったのは、10年後の話でした。ところが公開されている調査の多くは、引き渡し直後のものでした。

そこは正直、埋まりませんでした。だから完成見学会で、5年前に建てた方の話を直接聞くようにしました。

更新日が古い表は、今の価格を映していない

ここは今の時期に特に効きます。

建築費が動いている最中なので、2年前の坪単価がそのまま今も使えるとは限りません。

建設物価調査会の建築費指数で木造住宅が前年比プラス5.9%というのは、1年で1割近く動く年もあるという意味です。

順位表に書いてある坪単価が2年前の数字なら、今の見積書とは合いません。

更新日を確かめて、1年以内でなければ数字のほうは信用しない。名前の並びだけを参考にする。それくらいの距離感でちょうどいいです。

僕は古い表の坪単価を信じたまま資金計画を立てて、1回組み直しました。

あのときの手戻りは、正直しんどかったです。

数字は必ず、今の見積書で取り直してください。

建材の値動きは、ニュースになりにくい種類の変化です。ある日いきなり上がるのではなく、じわじわと積み上がります。

だから、去年の数字が古いという感覚が持ちにくいんですよね。

僕は資金計画の紙に、参照した日付を書き込むようにしました。3か月前の紙だと分かれば、そこで疑えます。

日付を書くだけの作業ですが、これがいちばん効きました。

3つ以上の表を並べると、共通して残る名前が出る

ここが実用的なやり方です。

1つの表を信じるのではなく、3つ以上の表を並べて、全部に載っている名前を書き出します。

売上高、棟数、満足度。物差しが違う3つの表で共通して上位に来る会社は、どの角度から見ても一定の規模と評価がある会社です。

僕がやったときは、4社が残りました。その4社に、地域の条件を足して2社に減らしました。

この方法のいいところは、作り手の意図に引きずられにくくなることです。

ひとつの表には、作った人の考えが入ります。3つ重ねると、その偏りが打ち消されます。

紙に書き出す作業は10分もかかりません。それで候補が絞れるなら、安いものです。

上位に並ぶ社名だけでは、自分の土地に合うかが分からない

この章のポイント
  • 敷地の形と方位で置ける建物の形が先に決まる
  • 接道の幅によって使える工法が制限されることがある
  • 地盤の状態は同じ町内の区画どうしでも変わってくる
  • 建ぺい率の上限が1階建ての広さを直接しばる

会社を選ぶ前に、土地のほうの条件が決まっていることがあります。順番としては、土地が先で会社が後です。

僕は候補地を3つ見て回りました。同じ市内で、価格もそれほど違いませんでした。ところが不動産会社の方に建ぺい率を聞いたら、3つとも数字が違いました。1つは60%、1つは50%、1つは40%でした。

40%の土地では、100坪あっても1階の床は40坪までしか作れません。会社の話をする前に、置ける建物の大きさが決まっていたわけです。この章では、その先に決まっている条件を並べます。

敷地の形と方位で、置ける形が先に決まる

1階建ては、平面をそのまま地面に置く建物です。

だから敷地の形がそのまま間取りの制約になります。細長い土地には細長い家しか置けません。

2階建てなら上に伸ばして逃げられますが、1階建てにはその逃げ道がありません。

方位も同じです。南に長い辺が向いている土地と、東西に長い土地では、明るくなる部屋の位置が変わります。

土地の形が決まった時点で、間取りの選択肢はかなり絞られています。

この制約は、どの会社に頼んでも変わりません。設計の腕で多少は変わりますが、法規と物理の範囲は同じです。

だから土地を先に決めた人は、その土地の図面を持って会社を回るのが早いです。

図面がないまま話すと、どの会社も一般論しか出せません。

まだ土地が決まっていない段階なら、候補地の住所と面積だけでも持って行くといいです。

それだけで、その地域の建ぺい率や用途地域を調べてもらえます。

僕は候補地3つの住所を書いた紙を渡しました。次の打ち合わせのときには、3つとも法規のチェックが終わっていました。

土地を買う前に、置ける建物の形が分かる。この順番だと安心して土地を決められます。

接道の幅で、使える工法が変わることがある

これは実際に言われて驚いた話です。

前面道路の幅が狭いと、大きな部材を積んだトラックが入れません。クレーンを据える場所も取れません。

ユニット工法や大判のパネルを使う工法は、搬入と据え付けの条件が厳しくなります。

その場合、現場で組み立てる工法のほうが向くことがあります。木造の在来工法などです。

つまり、道路の幅が工法を選ぶことがあるわけです。

僕が見た土地のひとつは、前面道路が3.8メートルでした。そこで検討していた会社のうち1社は、追加費用がかかると言いました。

金額そのものより、その説明を先にしてくれたことが判断材料になりました。

搬入の条件を最初に確かめる会社は、現場のことを分かっています。

もうひとつ、道路の幅は工事中の近所づきあいにも関わります。

資材の搬入で道をふさぐ時間が長くなると、その説明を誰がするのかという話になります。

近隣への挨拶を会社がやってくれるのか、施主が行くのか。ここも聞いておくと、着工後に慌てずに済みます。

僕は「近隣へのご挨拶はどちらが回りますか?」と聞きました。3社とも会社側が回るという答えでしたが、範囲は違いました。

地盤の状態は、同じ町内でも変わる

地盤改良は、見積書の外側にあるお金です。

調査してみないと分かりませんし、隣の区画で不要でも自分の区画で必要になることがあります。

金額の幅も広くて、表層改良なら数十万円で済むこともあれば、柱状改良や鋼管杭になると100万円を超えることもあります。

地盤改良の費用は、契約前の見積書には入っていないことが多い項目です。

1階建ては2階建てより建物が軽い分、条件が緩くなることもあります。ただ、接地する面積は広くなるので、一概にどちらが得とも言えません。

僕は概算の段階で、地盤改良を80万円として枠を取っておきました。

結果的にそこまでかかりませんでしたが、枠を取っておいたので慌てずに済みました。

会社に聞くときは「この地域の直近の改良費はいくらでしたか?」と聞くと、実績で答えてくれます。

建ぺい率の上限が、1階の広さを直接しばる

ここがいちばん効きます。

建ぺい率は、敷地面積に対して建物が地面を覆っていい割合です。1階建ては全部の床が1階なので、建ぺい率がそのまま延床の上限になります。

建ぺい率50%の60坪の土地なら、1階の床は30坪まで。ここに玄関ポーチや軒の一部も入ってきます。

2階建てなら、同じ土地で延床40坪も取れます。この差は大きいです。

だから1階建てを建てたい人は、土地探しの段階で建ぺい率を見ています。

僕も途中からは、価格より先に建ぺい率を聞くようになりました。

不動産会社の方に「この区画の建ぺい率と容積率はいくつですか?」と最初に聞くだけで、話の効率が変わります。

数字が合わない土地は、そこで候補から外せます。

木造と鉄骨では、得意になる間取りが分かれる

この章のポイント
  • 柱と壁の入り方が広い部屋を作れるかを決める
  • 屋根の形と軒の出し方で外観の印象が変わる
  • 断熱の考え方は構造ごとに手順が違ってくる
  • 20年後に間取りを変えられるかどうかにも差が出る

順位表には構造の情報が載っていません。ところが実際に住み心地を決めるのは、この部分だったりします。

展示場を3社回った日のことを覚えています。3棟とも広いLDKでした。ただ、柱の位置がそれぞれ違いました。1棟は真ん中に太い柱が1本立っていて、1棟は柱がなく、1棟は壁で仕切られていました。

担当の方に理由を聞いたら、構造が違うからだと言われました。同じ広さでも、作り方が違えば見え方が変わる。この章では、その分かれ目を整理します。

柱と壁の入り方で、広い部屋が作れるかが決まる

大きな空間を取りたいかどうかで、向いている構造が変わります。

木造の在来工法は、柱と梁で支える作り方です。柱の間隔が広くなるほど梁を太くする必要があり、限度があります。

鉄骨は同じ断面でも強度が高いので、柱の間隔を広く取りやすくなります。20畳を超えるLDKを柱なしで作りたいなら、鉄骨のほうが素直です。

木造でも、太い集成材の梁を使う工法なら大空間は取れます。ただ、そのぶん金額は上がります。

広い部屋がほしいなら、構造の話を最初にしておくと図面が早く決まります。

逆に、部屋を細かく分けたい家なら、木造のほうが自由度が高くなります。

僕の希望はLDK18畳程度でした。この規模なら、どの構造でも普通に取れます。

だから僕の場合、構造は決め手になりませんでした。それが分かっただけでも収穫でした。

屋根の形と軒の出し方で、外観が変わる

1階建ては、外から見たときに屋根の面積が大きく見えます。

だから屋根の形が、そのまま家の印象になります。切妻、寄棟、片流れ。どれを得意にしているかは会社によって差があります。

軒の出し方も同じです。深い軒を出すと夏の日差しを遮れますし、外壁が雨に濡れにくくなります。

ただ、軒を深くすると構造の負担が増えます。工法によっては追加の補強が要ります。

展示場で「この軒の出は何センチですか?」と聞くと、その会社の標準が分かります。

僕が回ったときは、45センチのところと90センチのところがありました。同じ1階建てでも、見た目の落ち着きがかなり違いました。

写真で気に入った外観があるなら、その屋根の形を持って行くのがいちばん早いです。

言葉で説明するより、写真1枚のほうが伝わります。

断熱の考え方は、構造ごとに手順が違う

1階建ては、屋根と床の面積が延床とほぼ同じになります。2階建てなら屋根の面積は半分です。

つまり、外に接する面が広い建物です。だから断熱の効き方が住み心地に直結します。

木造は柱の間に断熱材を入れる充填断熱が基本です。外側に板状の断熱材を足す外張り断熱を重ねる会社もあります。

鉄骨は熱を通しやすいので、金属部分をどう処理するかが設計の勘所になります。各社ここに独自の工夫を入れています。

断熱の話は、UA値という数字で比べられます。

展示場で「この仕様のUA値はいくつですか?」と聞けば、数字で答えが返ってきます。

数字が出てこない場合は、標準仕様が固まっていない可能性があります。そこも情報です。

僕は3社に同じ質問をして、0.46、0.55、0.87という答えをもらいました。並べて初めて、幅が見えました。

あとから間取りを変えられる余地にも差が出る

20年住んだあとの話です。

子どもが独立して部屋が余る。介護のために引き戸に替えたい。1階建ては老後を見据えて建てる人が多いので、この話は避けて通れません。

壁で支えている構造は、抜ける壁と抜けない壁がはっきり分かれます。図面に耐力壁として書かれている壁は動かせません。

柱と梁で支える構造は、間仕切りを動かしやすい傾向があります。

設計の段階で「将来この壁は抜けますか?」と聞いておくと、20年後の自分が助かります。

僕はこの質問を、3社とも同じ図面上の場所を指してしました。答えは3社とも違いました。

その違いが、構造の性格をいちばん分かりやすく教えてくれました。

将来のことは誰にも分かりませんが、選択肢が残るかどうかは今決められます。

同じ条件で頼めば、提案の中身の差がそのまま見えてきます。

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展示場を回る前に決めておくと、話が早くなること

この章のポイント
  • 予算の上限を先に紙に書いておくと話が濁らない
  • 必要な部屋数と広さは数字で持っていくのが早い
  • アンケート記入は担当が決まる区切りになっている
  • 同じ日に3棟回ると記憶が混ざりやすくなる
  • 写真とメモを棟ごとに分けておくと後で効く

展示場は情報の量が多い場所です。準備なしで行くと、量に押されて何も決まらないまま帰ることになります。

僕は最初の日に4棟回りました。夕方には、どの棟のキッチンが広かったのかも思い出せませんでした。写真は撮っていたのに、どれがどこか分からなくなっていたんです。

2回目からは、行く前に紙を1枚作りました。それだけで結果がまるで変わりました。この章では、その紙に何を書くかを書きます。

予算の上限を、先に紙に書いておく

展示場でよく聞かれるのが予算です。

ここを曖昧に答えると、提案の幅が広くなりすぎて比べられなくなります。

総額でいくらまで出せるのか。そのうち土地にいくら、建物にいくら。この3つの数字を先に決めておきます。

住宅金融支援機構のフラット35利用者調査のような統計を見ると、全国の平均が分かります。ただ、平均は自分の枠ではありません。

自分の枠は、月々いくらまで返せるかから逆算して決めます。

僕は月々10万円までと決めて、そこから総額の枠を出しました。

この枠を紙に書いて持って行くと、担当の方の提案がその枠の中で出てきます。話が具体的になるのが早いです。

枠を伝えたくない気持ちは分かります。ただ、伝えないと合わない提案が届くだけなんですよね。

それと、枠は上限だけでなく下限も書いておくと親切です。

安ければいいという話ではないと伝わるので、性能を落とした提案が減ります。

僕は「3,000万円から3,500万円の間で」と書きました。幅を持たせたぶん、提案の中身に厚みが出ました。

枠の紙は、打ち合わせのたびに更新しました。数字が動いたら、その場で書き直すだけです。

必要な部屋数と広さを、数字で持っていく

「広いリビングがほしい」では、伝わりません。

今住んでいる家のリビングを測って、それより何畳広くしたいのかを数字にします。

寝室の数、収納の量、和室が要るかどうか。ここまで決めておくと、その場でラフな図面を描いてもらえます。

僕は今の家の各部屋をメジャーで測って、紙に書き出しました。1時間かかりましたが、それ以降の打ち合わせが全部早くなりました。

今の家の寸法は、いちばん確かな基準になります。

広い狭いの感覚は人によって違いますが、数字なら共有できます。

あと、要らないものも書いておくといいです。僕は和室が不要でした。それを先に言っておくと、提案から消えます。

要らないものを言うほうが、要るものを言うより効くことがあります。

収納は特に、数字にしておくと差が出ます。今のクローゼットの幅を測って、足りないぶんを書き足すだけです。

「収納をたくさん」と伝えると、床面積が増えて金額が上がります。

「今より1.2倍」と伝えると、設計で吸収してくれることがあります。同じ床面積のまま、配置を変えるだけで済む場合があるからです。

数字にすると、相手が工夫できる余地が生まれます。

アンケートの記入は、担当が決まる区切りになる

展示場の入口で渡されるアンケートには、名前と連絡先を書きます。

あれを書いた時点で、その会社の中で自分の担当者が決まります。以降の連絡は、その方を通すことになります。

これは仕組みの話であって、良し悪しの話ではありません。ただ、順番として知っておくと動きやすくなります。

合わないと感じたときに担当を替えてもらうのは、書いたあとだと少し手間がかかります。

だから、まず情報だけ集めたい段階なら、アンケートを書かずに見学だけさせてもらう選択もあります。

断られることはほとんどありません。僕は2棟でそうしました。

書くか書かないかを自分で決めてから入る。それだけで、主導権がこちらに残ります。

順番を知っているかどうかの差です。

もちろん、本気で検討する段階になったら書いたほうが早いです。書かないと図面も見積書も出てきません。

僕が言いたいのは、いつ書くかを自分で決めようという話です。

1棟目でいきなり書くのではなく、2棟目3棟目を見てから戻って書く。そういう回り方もできます。

展示場は逃げませんし、断ってもまた行けます。

同じ日に3棟以上回ると、記憶が混ざる

これは反省している話です。

1日4棟は多すぎました。3棟目の途中から、1棟目との違いが分からなくなりました。

展示場はどこも作り込まれているので、印象が似てきます。特にキッチンと洗面は、写真だけ見ると区別がつきません。

2棟までにして、間に昼食を挟む。これがちょうどいいペースでした。

回る数を減らすと、1棟あたりの滞在時間が伸びます。滞在時間が伸びると、質問の数が増えます。

質問の数が、そのまま持ち帰る情報の量になります。

数をこなすより、1棟で深く聞くほうが結果的に早いです。

これは3回目でようやく分かりました。

それと、展示場の建物は実際に建てる家より広いことがほとんどです。

宣伝のための建物なので、天井も高いですし、廊下も広く取ってあります。

だから「この広さで何坪ですか?」と必ず聞きます。答えを聞いて、自分の予定の坪数と比べると、見え方が補正されます。

僕が見た棟は、45坪と52坪でした。予定していた30坪とは、そもそも別のものを見ていたわけです。

この補正をかけてから写真を見返すと、印象がだいぶ落ち着きます。

写真とメモを棟ごとに分けておく

スマホの写真は、あとから見ると順番だけが残ります。

どれがどの会社の棟だったかを紐づけるために、僕は各棟の入口で会社名の看板を1枚撮るようにしました。

その1枚が区切りになるので、あとで見返したときに整理できます。

メモも同じです。棟ごとにページを変えて、その日のうちに感想を1行書き足しておきます。

その日のうちに書かないと、翌日には印象が薄れます。

僕は帰りの車の中で、助手席から妻に読み上げてもらってメモを足していました。

2人で行くと記憶が補い合えるので、可能なら一緒に回るほうがいいです。

あとで提案書が届いたとき、このメモが判断の土台になります。

保証とアフターの中身は、社ごとに考え方が違う

この章のポイント
  • 初期保証の年数と延長の条件は別々に書かれている
  • 延長には有償の点検や工事が付くことが多い
  • 定期点検の間隔と訪問の中身は各社で差がある
  • 引き渡し後の窓口がどこになるかを確かめておく

ここは順位表にはほとんど載らない部分です。ところが住み始めてからの30年に、いちばん効いてくる部分でもあります。

実家の話をします。父が建てた家は、引き渡しから15年目に外壁の目地が切れました。連絡したら、担当していた支店がなくなっていて、隣の県の支店に回されました。結局、対応まで3か月かかりました。

そのとき父が言ったのは「建てるときは誰も、そのあとの話をしなかった」でした。この章では、その「そのあとの話」を先に確かめる方法を書きます。

初期保証の年数と、延長の条件は別に書かれている

パンフレットに大きく書かれている年数は、たいてい延長したあとの最長年数です。

初期保証は10年や20年で、そこから条件を満たすと延びる仕組みになっています。

条件というのは、指定の時期に有償の点検を受けることや、必要な補修工事をその会社で行うことです。

だから最長の年数だけを比べても、実態は分かりません。

見るべきは、初期保証が何年か。そして延長1回あたりにいくらかかるかです。

僕が聞いたときは、10年目の有償点検と補修で60万円という会社と、15年目まで無償という会社がありました。

この差は、30年で見ると百万円単位になります。

契約前に、保証延長の費用の目安を書面でもらっておくと安心です。

もうひとつ、保証の対象範囲も確かめておきます。

構造と雨漏りは長く、設備は短い。これが一般的な組み方です。給湯器やエアコンは、メーカーの保証が別に付きます。

だから「30年保証」と書いてあっても、キッチンが30年保証されるわけではありません。

そこを分けて理解しておくと、あとで話が食い違いません。

定期点検の間隔と、訪問の中身に差がある

点検の回数は、各社の資料に書いてあります。

ただ、回数より中身のほうが大事です。何を見るのか。床下に入るのか、屋根に上がるのかまで書いてあるかを確かめます。

玄関先で書類にサインするだけの点検と、床下点検口を開けて写真を撮る点検では、意味が違います。

「点検のときは床下と小屋裏まで見てもらえますか?」と聞くと、答えが分かれます。

これは1階建てだと特に大事です。屋根の面積が広いぶん、雨仕舞いの箇所が多くなります。

僕は3社に聞いて、2社は床下まで入ると答えました。1社は目視のみでした。

目視のみが悪いわけではありませんが、判断の材料にはなります。

点検の記録が写真付きで残るかどうかも、あわせて聞いておくといいです。

記録が残っていると、売るときにも効きます。

点検の履歴が揃っている家は、中古で出したときの説明材料になります。買う側からすると、手入れの跡が見える家は安心できます。

自分が住み続けるつもりでも、資産としての側面は残ります。

僕は父の家を整理したときに、点検の記録がまったく残っていなくて困りました。あのときの手間を、自分の家では繰り返したくないんですよね。

引き渡し後の窓口が、どこになるかを確かめる

これが父の家で問題になった部分です。

建てた支店がそのまま面倒を見てくれるのか、別のアフター専門の部署に移るのか。会社によって仕組みが違います。

専門部署がある会社は、担当の異動があっても対応が続きます。支店任せの会社は、支店の状況に左右されます。

窓口が組織として決まっているかどうかは、契約前に確かめられます。

「引き渡しのあとの連絡先はどこになりますか?」と聞くだけです。

即答できる会社は、仕組みが整っています。少し考えてから答える会社は、その場の運用ということです。

僕はこの質問を、いちばん最後にしました。答え方に、会社の性格が出ました。

30年住む建物なので、ここは金額と同じくらい見ておいて損はありません。

あわせて、緊急時の連絡先も確かめておきます。

台風の翌日に雨漏りが見つかったとき、平日の日中しかつながらない窓口だと動けません。

24時間の受付を持っている会社もあれば、支店の営業時間だけの会社もあります。どちらが良いという話ではなく、知っておくかどうかです。

知っていれば、つながらない時間帯に自分でできることを準備できます。

住宅瑕疵担保責任保険は、どの会社にも付いている

最後にひとつ、安心材料の話をします。

新築住宅には、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防ぐ部分について、引き渡しから10年間の瑕疵担保責任が法律で定められています。

これは会社の任意ではなく、住宅の品質確保の促進等に関する法律で決まっているものです。

さらに、会社が倒産しても補修費用が出るように、保険への加入か保証金の供託が義務づけられています。

だから、どの会社で建てても、はじめの10年は法律で守られています。

そのうえで、11年目以降をどうするかが各社の独自部分になります。

この区別を知っておくと、保証の説明を聞いたときに、どこからが独自のサービスなのかが分かります。

比べる対象がはっきりすると、話が整理されます。

提案書を並べると、順位表では見えないものが出てくる

この章のポイント
  • 同じ条件で頼まないと図面の差が読み取れない
  • 本体と付帯と諸費用の3つに分けてから並べ直す
  • 標準仕様に何が含まれるかで総額の意味が変わる
  • 提案の外れ方にもその会社の考え方が出ている

順位表で候補を絞ったら、最後は実物の提案書で決めることになります。ここまで来ると、順位はもう関係なくなります。

僕の手元には最終的に3枚の図面が並びました。同じ土地、同じ予算、同じ家族構成で頼んだものです。1枚は南に大きな窓を取った案、1枚は中庭を作った案、1枚は寝室を東にまとめた案でした。

どれも成立していました。ただ、暮らし方の想像が3つとも違っていました。この章では、その並べ方と読み方を書きます。

同じ条件で頼まないと、図面の差が読み取れない

条件が揃っていない提案を並べても、比べたことになりません。

土地の情報、予算、家族構成、要望。この4つを同じ紙にして、全社に同じものを渡します。

口頭で伝えると、社ごとに解釈が変わります。紙にすれば揃います。

僕はA4の紙1枚にまとめて、コピーして渡しました。作るのに30分かかりましたが、返ってきた提案の比べやすさがまるで違いました。

条件が揃っていない見積もりは、金額の差の理由が分かりません。

それと、依頼していることは隠さなくて大丈夫です。

先に伝えておいたほうが、各社とも範囲を揃えた提案を出してくれます。

僕の場合、3社とも普通に対応してくれました。

提出の期限も、同じ日に揃えます。

3社の提案が2週間ずれて届くと、最初の1社の印象が薄れます。締め切りを同じ日にしておけば、同じ温度で読み比べられます。

「◯月◯日までにいただけますか?」とこちらから期限を切る。それだけで揃います。

僕は2週間後の日曜を締め切りにしました。3社とも前日までに届きました。

届いた日に一気に読むと、差がはっきり見えます。

本体と付帯と諸費用に分けてから金額を並べる

提案書に書かれている総額は、含まれている範囲が社ごとに違います。

建物そのものの本体工事。屋外給排水や地盤改良などの付帯工事。登記や火災保険などの諸費用。この3つに分けて書き写します。

分けてから並べると、どこで差がついているかが見えます。

僕がやったときは、本体の差は120万円でした。ところが総額の差は380万円ありました。

差の大半は付帯工事でした。1社だけが地盤改良と外構を概算で入れていたんです。

入れているほうが不誠実というわけではありません。むしろ現実的です。

ただ、範囲を揃えて書き写さないと、その1社だけが高く見えてしまいます。

表計算ソフトに3列で書き写すだけで、この誤解は消えます。

書き写すときは、空欄をそのまま空欄で残しておきます。

空欄は「入っていない」という情報です。あとで「これはいくらですか?」と聞く材料になります。

僕は空欄に黄色を付けて、次の打ち合わせでその欄だけ質問しました。3社とも、その場で概算を出してくれました。

埋まった時点で、はじめて総額の比較ができる状態になります。

標準仕様に何が含まれるかで、総額の意味が変わる

同じ坪単価でも、標準で付いてくるものが違えば総額の意味が変わります。

床暖房、太陽光、食洗機、カーテン、照明、網戸。このあたりは社ごとに扱いが分かれます。

標準に入っていれば追加はゼロ。オプションなら、あとから100万円単位で乗ってきます。

提案書の仕様一覧を見て、自分が要るものに印を付けます。印の付いた項目が標準かオプションかを、その場で確かめます。

僕は照明とカーテンで、社ごとに80万円の差が出ました。

これは提案書の総額には出ていませんでした。仕様一覧の細かい行に書いてあっただけです。

読むのは面倒ですが、ここを読まないと総額の比較が成立しません。

コーヒーを1杯淹れて、腰を据えて読む価値のある紙です。

読むときのコツは、行を上から順に追わないことです。

自分が気にしている項目だけを先に拾います。僕の場合は断熱、窓、キッチン、照明の4つでした。

4つに絞ると、3社ぶんでも20分で読めます。全部を読もうとすると、たいてい途中で止まります。

気にしている項目は、人によって違います。そこを先に決めておくのが早道です。

提案の外れ方にも、その会社の考え方が出ている

最後は少し感覚的な話です。

3枚の図面のうち、1枚は僕の要望から明らかに外れていました。要望していない中庭が入っていたんです。

最初は読み違えられたのかと思いました。ところが説明を聞くと、その土地の日照条件を考えると中庭のほうが明るくなるという理由がありました。

要望をそのまま形にする提案と、要望の裏にある目的を読んで別の形を出す提案。どちらがいいかは人によります。

ただ、外れている理由を説明できるかどうかは、はっきり差が出ます。

説明できる会社は、考えて外している。説明できない会社は、聞いていなかっただけです。

僕は「なぜこの形にしたんですか?」と3社全部に聞きました。答えの深さが、そのまま印象になりました。

順位表には、この深さは載っていません。自分で聞くしかない部分です。

まとめ:順位より、自分の条件で作られた提案が効く

順位表は、候補を集めるための道具です。そこから先を決めてくれる道具ではありません。何を数えた表なのか、いつの数字なのか、どの範囲を対象にしたのか。この3つを確かめてから使えば、十分に役に立ちます。逆にそこを確かめないまま上位だけを回ると、自分の土地に合わない提案が並ぶことになります。僕が最初にやったのが、まさにそれでした。

3つの表をプリントして机に並べた夜のことを、今でも覚えています。1位が3つとも違っていて、どうしようかと思いました。ただ、全部に載っている4社を書き出したとき、探し方が変わりました。順位を信じるのをやめて、重なりを見る。それだけで、迷いがひとつ減ったんですよね。最後に決め手になったのは、その4社から絞った3社が出してきた図面でした。順位ではなく、自分の土地に置かれた形を見て決めました。

土地の条件は、自分では動かせません。動かせるのは、誰にどう頼むかだけです。まずは条件を紙1枚にまとめるところから始めてみてください。

この記事のまとめ
  • 順位表は売上高か棟数か満足度かで並びが変わる
  • 公的統計に1階建てだけの会社別集計は存在しない
  • 全国の順位は自分の県での施工体制までは映さない
  • 建ぺい率の上限が1階の床面積を直接しばる
  • 広い部屋を取りたいなら構造の話を先にしておく
  • 展示場のアンケート記入は担当が決まる区切りになる
  • 初期保証と延長条件は分けて読むと差が見える
  • 提案は同じ条件で頼まないと金額差の理由が読めない
  • 本体と付帯と諸費用に分けてから並べると分かりやすい
  • 外れた提案にも理由があるかどうかで会社の性格が出る

条件を書いた紙が1枚あれば、複数社の提案を同じ土俵に乗せられます。

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